どーも!
たらこスパゲッティが大好き過ぎて旅行先のメインの食事でコンビニのたらこスパゲッティを買ったことがある小田です!
#絶対もったいなかことしてる
今回は
私の消防人生でやってきたこと
というテーマでお話します。
何といってもこの記事を読んでくださっている方のほとんどは私がどんな感じで消防人生を過ごしてきたかが分からないと思います。
ですので、今までやってきたことの一部を5個お伝えします!
#今頃かい
#43日目ぞ
1つ目
◯意見発表で県大会に出た
題名 『先手必勝救助法』
消防関係者なら意見発表で県に出たことなんて大したことないと思われると思いますが、大事なのはそこではありません。
実際に全く入賞もしてません。
しかし、大事なのはそこではありません。
実はこの意見発表の内容は、消防筋肉カレンダー事業の根幹となる考え方です。
#すごいやろ
ザラっとどんな事を発表したかというと、
今から10年以上前、私が22歳くらいの時に、高校時代のサッカー部の親友が交通事故に遭いまして、意識不明の重体になり、胸から下が動かなくなり車椅子生活になってしまいました。
彼の人生が一変したんです。
消防の仕事をしていると、何度も人の死を間近で経験します。
命の重さに変わりはありませんが、親友のこの事故については大きな衝撃を受けて、とてもショックでした。
そんな時に以下の内容を提案しました。
簡単にいうと
『事故が起きてから出動するのが普通となっているけど、出来ることなら事故が起きないようにしたい。だから、工場や自動車学校、建設現場などに出向き、どのような事故が起きているのか、どうしたら起きないのか、もし起きたらどのようにして被害を最小限に抑えるのかを事故が起きる前に伝えよう。そして、事故が起きて亡くなるはずだった人の運命を変えよう』
という内容です。
要は
災害現場に先手を打とう。
という内容です。
火災でいう火災予防ですね。
なので、題名を『先手必勝救助法』にしました。
私にはこの考え方が根底にあるため、何か起きる前に消防筋肉カレンダーを使用して支援をして119番をしないでいいようにしたいという考えに結びつきます。
要は、消防筋肉カレンダーの趣旨である考えは、最近思いついた考えじゃないよ!ってことを言いたいです。
#あー良い話
この時の音声については、おそらく後輩が録音してくれていたと思うので何らかのタイミングで貰ってアップします。
1つ目からめっちゃ長くなりました。
#すいませんね
2つ目
◯慣例業務の廃止
これは消防士や市役所職員なら分かると思いますが、民間では0.2秒で廃止されるような業務も公務員の世界では丁寧に根回しや根拠を立てて慎重に進めなければなりません。
#良いところでも悪いところでもある
しかも、そこに立場が乗っかっていないとその難易度はS級一般レベルです。
#競輪
#これまた良いところでもあれば悪いところでもある
具体的に何を廃止したかというと、2つありまして、
一つ目が訓練出動報告書という書類です。
これはどんなものかと言いますと、どんな訓練をしてもそれを書類にして報告するという書類です。
『そりゃ!訓練したら報告書に残した方がよかやろ!』
と思われる方もいるかもしれませんが、
この報告書には
訓練の題名(火災防ぎょ訓練)
訓練者名(小田聖志郎、小田聖太朗、小田清太郎)
訓練時間(10時から11時まで)
しか書きません。
ここには、訓練の詳細や反省点、改善方法を書く欄はありません。
『とは言っても条例とか規程で作らんばて決まっとるやろーもん!小僧!だるまにするぞ!』
とか言われるかもしれませんが、これは様式ではありません。
要は作らないといけない根拠はありません。
じゃあ何でこの書類があるのかを考えたところ、消防では年末にどんな訓練を延べ何人で何時間したかという統計を上げなければなりません。
どんな訓練かというのは、
ある程度のカテゴリで分かれており、
基本訓練
検索訓練
想定訓練
その他の訓練
的な感じです。
ですので、年末になったら、この訓練出場報告書が綴ってあるファイルを取り出して、一個一個電卓で計算して、統計をとっていました。
まぁこれが大変でした。
っていうことで、私は
①訓練出場報告書は様式ではないことの証明
と
②関数を入れたエクセルで自動計算できる表の作成
をして、会議に持ち込みました。
ありがたいことに全会一致で理解を得ることができて、
40年続いた慣例的な業務に終止符を打つことができました。
#今までありがとう
ちなみにこの時25歳くらいだったと思います。
#パワフルやろ?
#理解力のある先輩ばっかりなんよ!
そして二つ目
これはなかなかデカいことです。
まず、
消防車が通ることができないときは事前に届出をしてね!
っていう条例があります。
んでこれは、行為者(工事をする人)が届出をする人になってます。
っで何が起きていたかというと大きく二つで
①歩道の端っこの一部を削るだけでも届出が出ていた
②行為者からの届出は少なく、市役所(市道)
と土木(県道、国道)からの届出ばっかりだった。しかも、同じ工事内容が行為者と市役所等から重複して届出されたりしていた。
って感じでした。
そこで、条例をしっかり読み込むと
届出をするべきひとは市役所等ではなく、行為者(業者)ということがわかり、市役所と土木に出向いて、説明しました。
すると、市役所と土木の職場さんから
『まじすか!!!知らんやったっす!業者から出された書類を全部コピーして消防に持って行ってめっちゃ大変やったっす!!辞めます!今まで数十年間の紙代と印刷大と人件費を全部出すと2億くらいいっとるはずっす!』
#2億は適当
ってなって1週間くらいで話が進んで、市役所と土木からの届出はなくなりました。
『お前そんなことしたら、行為者から出てこんくなるかもしれんやんけ!』
と思われたあなた!大丈夫です。
行為者は必ず、警察と市役所・土木に許可を取らなければなりません。
ですので、行為者は7万%そちらには届出をします。
ですので、市役所と土木から条例が書いてあるパンフレットを配ってもらって、その場で説明をしてもらい、
『その足で消防にも届出せんぎいかんっすよ!!』と言ってもらうようにしました。
お陰様で行為者からの届出は順調に増えていき、現場で通れない!!と言った経験はありません。
この事により、市役所と土木の手間とコピー紙と印刷代を大きく削減できたことでしょう。
これも30年くらい続いてたみたいですね。
#今までありがとう
っということで長くなりすぎたのであと一個にします!
◯火災損害自動計算システムの開発
消防の仕事は火災を消すことはもちろんですが、その後に何で火災になったのかを突き止めなけれぼならないと消防法で決まってます。
更に火災の恐ろしさをわかりやすく知らせるために火災に伴って失われた金額を算出しなければならないとも消防法で決まってます。
しかしまぁこの計算には時間がかかります。
火災建物はいろんな構造もあり、増築したり、改築したり、リフォームしたり、中古で買ったり、新築中に火災になったり、空き家だったり、廃屋やったり、本当にいろんなパターンがあります。
こんな全てのパターンは1つの参考書には全部書いていないのでその都度、他の参考書を使ったり、他の本部の手引きを参考にしていました。
また、小数点は四捨五入して、時価単価は100円未満切り捨て、合計額は1000円未満四捨五入とかいろんなルールがあります。
そんな感じを電卓で計算するため、まぁミスがありまくる上に何度も何度も訂正が入り、結果平均1ヶ月くらいかけて損害額を出していました。
その問題を解決するために、同期のある天才に協力してもらって、2年がかりで
火災損害自動計算システムを作りました。
また、これに伴い、全ての建物火災の損害額算定根拠を網羅するために手引きを作成して、会議の場に提案しました。
#ちなみに誰からも頼まれてないからね
#自分に割り振られた仕事をこなしながら自主的にしたんやからね
そして、このシステムのおかげで今まで1ヶ月かかっていた仕事が10分で終わるようになりました。
#本当です
このシステムについては実は全国に普及させたいと思ってます。
#所有権は俺にある
まぁまだいろいろしてきましたが、長くなるのであとは題名だけ何個か書いて終わります。
もう一度言いますがこれは、上司から指示をうけてした仕事ではなくて、全て自主的に声をあげて先輩達にアドバイスを貰いながらでやってきたものです。
#すごいんだぞうちの本部は!
#めっちゃ後輩の活動を後押ししてくれるだぞ
1 市役所の空き家対策事業を目をつけて、市役所と連携した解体建物訓練のスキームを作った
2 ロープレスキューの講習を複数受けて、史上初の2日通しの特別救助隊研修等で延べ200人くらいに講義をした
3 消防訓練にプロジェクションマッピングでリアル火災現場を再現するための映像を作成している(なう)
#ちなみに救助シンポジウムの内容を聞いてすぐやった
#退職3ヶ月前の出来事
#消化試合にはしない
#最後までやりぬく
4 複数回消防できるコントロールボックスを作成した(スレンレスの外壁に木の内壁をパコパコはめていく感じ)
#どこかの消防がおなじようなことをしててすぐやった
#ステンレスはオリジナル
5 救助技術訓練の出動内容を変えていく提案をしている(なう)
#連携訓練→技術訓練
#技術訓練にでたことない本部
#出たかったなぁ
#でも退職するんだよなぁ
#最後までやり抜く
まぁザラっとこんな感じです!
これを読んでみて!それえーやん!
ってなったら嬉しいです!
#そういうのを共有していくための事業でもある
#そういう架け橋になりたい
#私は貝になりたい