あと63日 救助シンポジウム(前編)

あと63日 救助シンポジウム(前編)

どーも!!

 

空港でお土産を買うときにいつもギリギリになってしまって、最終的にめっちゃ雑に商品を選んでしまう小田です!

 

現在、羽田空港のロビーで佐賀空港行きの飛行機を待ちながらブログを書いてます。

 

 

 

さて、

行ってきました!

全国救助シンポジウム2023!

この集まりに参加でき、感謝致します!!

 

 

えー!

本当どこから書いたらいいかな。

って言うくらい思ったことがあるので困っちゃいますね☺️

 

 

長くなるので前編と後編に分けて話します。

 

本日は前編として、救助シンポジウムの内容を振り返りながら感じたことを書いていきます。

 

 

後編については、全国の消防士さんとの素敵な出会いについて書いていきます。

 

 

それでは、どうぞ!

 

 

 

救助シンポジウムとは全国から救助に関わる消防士さん達が約1000人集まり、各消防組織での取り組みなどをパワポを使いながら、共有するというものです。

 

 

毎年テーマがあって、

今回は『効果的な訓練と教育』という感じで、

 

要は

『うちの本部はこんな感じで訓練をやってますよー!!みなさんはどんな感じでやってますー?』って感じです!

 

そして、その本題に入る前に

 

特別講話として

陸上自衛隊の松原さんという方が登壇されましたが、結果から言うと本当に良かった!

 

自らを異端児と言い、沢山の改革を行われている方でした。

 

 

その中で1番腹落ちした内容がありまして、

『CBRNEテロの時の救助について』です。

 

 

CBRNEテロというのは、地下鉄サリン事件のような災害で、同時に大量の要救助者が発生しているというのが大前提になります。

 

この災害に対して、掟破りを提案されていてそれが本当に納得しました。

 

 

それは簡単にいうと、

 

動いやすい装備で水的除染をせずにガンガン救出しよう!!!

 

と言うことでした。

 

要はAタイプ(宇宙服みたいなやつ)を着ずに、乾的除染だけして時間をかけずにドンドン助けるという感じです!

 

 

これに関しては、先日消防大学校の救助科に入校した先輩から、このように変わっていくとチラッと話を聞いていたので、話がスッと入ってきました。

 

 

さらに松原さんの口からは、挑戦や変化を恐れないと言った今の自分に刺さりまくる言葉を言われていました。

#登壇された全員が革命家だった

#むっちゃおいもでたくなった

#もうでられんけど

 

 

これは忘れまい!!と思ってスマホでメモを取りましたので、刺さった言葉ベスト5を紹介したいと思います!

 

 

まずは

第5位 『高い階級は責任をとるためにある』

 

5位でこれはやばいっすよね!

これって言われてみれば、そんなの当たり前じゃん!小僧!って言われそうですけど、自分自身がちゃんとできているかと言われたらできてないです。

 

現在階級は消防司令補という階級で、10までのレベルのうち、下から4番目です。

 

特別救助隊の隊長の次のポストになり、隊長がお休みの時は自分が隊長で出動したりもします。

 

 

ですので、日頃から後輩たちと一緒に訓練や業務をするのですが、何か問題があったときに後輩達のせいにしてしまうことは、正直なところあります。

#しゃーせん!!

#気をつけます!

 

もちろん、しちゃいかんと言う気持ちは持っているのですが、完璧ではないと思います!

#しゃーせん!

#気をつけます!

 

しかし、松原さんの雰囲気や実績を見ると、この方は本当に責任をとる方なんだろうなと思いました。

長くなりすぎですね!笑

 

次行きます!

 

 

第4位 『機嫌が悪い上司は肝心な情報が入ってこない』

 

 

まず、大前提としてうちの消防には機嫌が悪い上司は1人もいませんよ!!!!!!笑

 

 

これについて何とおっしゃってたかというと、

 

『何でも報告するように』と言われても

報告をしづらい雰囲気や関係性だったら、どうしても言いにくいことを黙っておく瞬間がでてくる。

 

そうなってしまったら、だんだんと悪循環になって、本当に肝心な時に大事な情報が入ってこない状況になる。

報告が入ってこない上に報告をし辛くなっていると言うことも本人は気付いていないので

まさに裸の王様だ。って感じですね。

 

これに関しても、自分自身も当てはまるところがやっぱりあるなぁと思います。

 

どうしても、業務に追われていたり、子育てで疲れていたり、寝不足やったりすると、知らず知らずのうちに眉間にシワがよって、ムスッとしている時が振り返ってみるとあります。

そんな時は、後輩達も自分に話しかけずらかっただろうなと反省しました。

 

そして、この報告が上がってこない問題の対処法も言われていました。

その対処法はシンプルで誰にでもできます。

 

 

 

それは『無理矢理笑顔を作る』です。

 

 

今みなさん、パソコンやスマホでこの記事を読んでくれていますので、おそらく今真顔ですよね?

 

 

その顔と首の角度をキープしたまま、洗面所に行って鏡をみてください。

 

もし、洗面所に行けない人は今の自分の顔を客観的に見たイメージをしてください。

 

 

ムッてしてません?笑

けど、心の中では全然ムッてしてないでしょ?

 

 

それなんですよ!

 

答えは!

 

 

自分はムッしてしていないと思っていても、

意外にムッてしてるように見えたでしょ?

 

 

そんなムッとした顔では後輩達は報告をしてきません!

 

 

けど、自分の中ではムッてしてないので

何で報告が上がってこないか分からないですよね!

 

 

 

 

それなんですよ!答えは!

ムッてしちゃだめ!

 

 

#何回ムッていうねん

 

 

 

と言うことで、私も含めて全員ムッてしている瞬間はあるので、報告を受けたければ、無理矢理笑顔を作っておきましょ!

 

 

もちろん、満面の笑みじゃなくていいですよ!少し口角をあげて、口元をにこやかにするだけです!

 

はい、やってみましょう!!

ニコッ。

 

 

ほら!今誰か話しかけてきたでしょ?

 

そんなもんなんですよ!

原因は!!笑

 

 

だからみんなニコッ。としときましょ。

だんだんそのニコッするための筋肉が発達して、小顔になりますし、デフォルトでニコ顔になりますので!

 

 

ちなみに私は、シンポジウム会場である銀座からホテルがある新橋までニコッとして40分間歩いていたら、10人くらいの人に話しかけられました。

#『居酒屋お探しじゃないですかぁぁ?』

#キャッチ

 

すいません!

また長くなりました!笑笑

次!!

 

第3位 『現場は問題が山積みだがアイデアの宝庫である』

 

 

はい、その通りです!

次!!

#サボるな笑

 

 

第2位 『訓練は実験だ、失敗ではない』

 

これも良い言葉ですね!

実験という言葉のチョイスがいいですね!

『おーい!訓練するぞ!』ではなくて

『おーい!実験するぞ!』って言われた方が何か参加しやすい感じもしますね!

 

要は、失敗は失敗だとしても、訓練で失敗したと位置付けてしまうとどうしても、ネガティブな印象になりますよね。

 

それを実験という言葉に変えるだけで

実験には結果がでると言うことなので、

失敗とかいう概念がないですよね。

 

今まで失敗と位置付けられていた現象(例えば資機材を訓練棟から落下させた)は、

 

『小田が不注意で資機材を落下させるという失敗をした。』

 

って感じだったのが、

 

 

『リーシュコードを付けずに高所で作業する実験をしたら資機材をさせるといった結果が生まれた。』

 

っと言うふうに転換できますよね。

 

 

なんで、前者は小田がメインであったのが

後者は現象がメインになってます。

 

 

じゃあこれは、ヒューマンエラーではなく、

システムエラーということになりますよね。

 

っとなると対処方がかわってくると思いません?

 

 

 

前者の考え方を取り入れてると、

『小田のメンタルの部分が原因なので腕立て伏せを100回させる』になり、

 

 

後者の考え方を取り入れると、

『高所で作業する際はエッジ際から2mの範囲はフォールアレストに加えて、資機材にリーシュコードを付けます。さらに、2mのに入る際は隊員同士でダブルチェックをして貰います。』

 

って感じになりそうですね!

#我ながら良い感じに言語化できた

#これがブログのいいところ

#頭の整理になる

 

はい、またしても長くなりましたね!

では次!!!

 

 

第1位 『見せる訓練はお遊戯会と一緒』

 

これは、またしても言いにくいことを今から言いますが、怒らないでくださいね。

 

うちの本部でも何年か前からか

『展示型訓練』という造語?が生まれました。

 

まぁどういうことかというと、

来賓とかメディアとか沢山いるから

1〜10000まで細かく設定を決めて、それをそのまま動いて、それを見てもらったり、撮ってもらったりしよう。

 

 

って感じですね。

 

 

 

具体的には

・無線でのやり取りの文言が全て事細かく決まってそれを紙を見ながらいう。

・次に何が起こるか全員がわかっている

・お遊戯の総練習みたいなやつがある

・決まってないことをしたら検証で怒られる

・好評で『実際の現場に即した素晴らしい訓練でした!!』という。

 

 

 

って感じですかね。

これに関しては、みんなが心の中で薄々思っていることだと思いますけど、怖くてできないんだと思います。

 

第5位から第2位までを組み合わせで考えると分かりやすいのですが、ブラインド訓練をするとなると

 

『指示が上手く出せなかったら後輩から舐められるかな。。。』

 

とか

 

 

『先輩の指示をちゃんと実行できるかな。怖いよーお腹痛いよー。』

 

 

とか

 

 

『フリーズしたらやべーな』

 

 

とか思ってるんですよ。

みーーーーーーんな思ってるんです。

 

 

 

でもこれって、よくよく考えたらめっちゃおかしくて恐れるべき対象が

 

 

『災害』から『周りの目』になってしまってますよね?

 

 

この時点でその訓練はただのお遊戯会です。

さらにお遊戯会で踊りを間違えて保育園の先生から怒られるみたい状況はもはやコントです。

#言い過ぎ

 

しかし、ここは現実に目を向けて考えなければなりません。

 

 

ベテランも中堅も若手も!

ぜーーーーーーーいんで同じ考えを持ちましょ!

 

 

『お遊戯会じゃなくて大規模実験をやろう!』

 

 

この言葉をみんなで使って、良い訓練にしましょう!!!!

 

 

全ては災害から住民を守るために。

 

 

 

小田せいしろうでした!

 

 

 

っと言うことで、意見発表の終わり方みたいになりましたが、松原さんの講義を聞いての感想で1記事書いてしまいました。

 

 

っということで、前編と後編の2部制にすると言っていましたが、中編をいれて3部制にします!

 

中編では残りの登壇者のお話を振り返ります

 

 

そして後編では予定とおり

全国の消防士さんとの素敵な出会いに

ついて書いていきます!

 

ロビーから書き始めて2時間が経って今は飛行機の中です♪

 

さぁ佐賀に着くまでにあと2記事かけるかなー?笑

#絶対にむり

 

それではお楽しみに!!

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